聖なるよこしま
もの想ふ秋。
性についていろいろ考える。
フィリップ・トルシエ 「工場の機械のような日本のセックス」 | 「不思議の国のエロティシズム」オール讀物より | 著者インタビュー - 本の話WEB
ブックマークではこのへんが話題になってましたね。
おフランスさいこう!ってわけではないけど、たしかに日本の性的な関係性はなかなか貧弱な雰囲気。
心の結びつきを大切にする人はたくさんいるし、体の関係を重要に思っている人もたくさんいるけど、ひとりの対象に対して両方バランスよく持ててる人ってあまりいないんじゃないかと感じる。
それがセックスレスになる一因じゃないかと。
大切な人だけど、家族になって、性の対象として見れなくなったとかいうよね。
なんか、セックスに対してクールな人が多い気がする、日本人。
性は性で処理して、愛は愛で処理する、みたいな。
距離感を感じる。
官能を研ぎ澄ませている人間から「女ってやっぱり妊娠するよね」って言葉、絶対出てこないと思うんだよね。
それはやっぱり肌と肌の触れ合いの欠如のせいじゃないかな。
触れ合う機会が性的なことに限られているからこそそれを特別視しすぎて畏れている人が多いような。これは特に男をみてて思う。
愛や生殖や欲望やさみしさや好奇心や情や快楽やうらみやその他もろもろごたまぜで、贅沢なコミュニケーションをとりたいけどなあ、個人的には。
そういう、わけがわからないものだと思うし人間自体。
まぜこぜどろどろずるずる。
でもまあ、からだだけ、のほうがより純粋だって考えもあるかもね。
どうぶつのように。
でもまあ、私はそんなつまんないの、御免だわ。
せっかく人間だから。